幻想楽団【Sound Horizon】を率いるクリエイター、領主様ことREVOの誕生日前夜、2006年6月18日に渋谷O-Eastで行なわれたライブは3時間以上の公演となり、足を運んだ領民(オーディエンス)に明日への活力を与えた……。
定刻を少し過ぎ、落とされた客電。ステージ上には楽器隊が颯爽と登場しただけで、オーディエンスの想いは溢れんばかりの歓声となり、会場内の熱気を急上昇させた。その歓声の中からシルバーのロングコートを華麗に着こなしたREVOが登場するや否や、ボルテージは早くも最高潮となった。
客席からREVOの愛用するギターが登場したり、JIMANGが語り部となり醸し出す一種のミュージカルのような雰囲気や、まったく異なった声色を持つ4人の歌姫が登場したりと、Sound Horizonの振り幅の大きさを目の当たりにできたライブとなった。
第1の歌姫・YUUKIはREVOの妹という疑惑が浮上。ステージにふたり並んだときに見せたREVOの顔は、心なしか少し照れくさそうだった。新曲「Mother」ほか2曲を歌いあげ、満足そうなYUUKIの笑顔が印象に残る。今回Sound Horizonに初参加したYUUKIは「領民の皆さんに温かく迎えていただけて、このステージに立つことができました。私もSound Horizonが大好きです」と、初々しさを残すも可愛らしく堂々と言ってのけた。
続いて第2の歌姫・KAORIはとても元気で活発なイメージを持つ。楽曲も彼女のイメージにぴったりな3曲を歌い、最後の曲は新曲「緋色の風車」。そんな彼女は「幸せです。Sound Horizonの音楽や物語に参加できたことが、とっても幸せです」と、満面の笑みで語って去っていった。
第3の歌姫はゲストの霜月はるか。6月14日にリリースされたPS2ゲーム『イリスのアトリエ〜グランファンタズム〜』主題歌である「霧の向こうに繋がる世界」でREVOとコラボレートし、このステージに立つこととなった。「霧の向こうに繋がる世界」はもちろん、ワルツ調の「海の魔女」では会場全体をうっとりとさせた。霜月の3曲目となる「魔法使いサラバント」では第4の歌姫・REMIとのツインボーカルも披露し、ゲストステージに華を添えた。
続いて第4の歌姫・REMIは美しく透き通る歌声を持つソプラノボーカル。その歌声は、密閉された会場を突き破り、地球の裏側まで染み渡るような気さえさせるほど美しかった。REMIはオーディエンスを隅々まで見渡し、「楽しんでいるのがすごく伝わってきます」と会場に微笑んだ。
歌姫が登場する合間にはREVOがギターからアコーディオンにチェンジし演奏された「屋根裏の少女」や、拳を振り上げて領民が合唱した「薔薇の騎士団」、バンマスJAKEとのアコースティックギターデュオによる「蒼と白の境界線」なども披露した。
アンコールでは、数時間後に控えたREVOの誕生日を祝うため、ワインとケーキが登場し、歌姫からは花束のプレゼント。そして参加メンバー全員と領民がハッピーバースデイを合唱するという、ツアーのファイナルを飾るに相応しいサプライズも飛び出し、温かな空気が会場を包みこんだ。その後REVOとJIMANGがオーディエンスの携帯電話でケーキを写メるというお茶目な場面も見せた。
最後は、REVO、JIMANG、歌姫4人とオーディエンスの合唱「Yield」で『第一次領土拡大遠征』の追加公演は幕を降ろした。会場が明るくなったとき、REVOはステージの真ん中からオーディエンスをひとりひとり確認するように、しっかりと会場を見渡した。そして、「楽しかったこの思い出を胸に、明日からもがんばってください。また会おう」と言い残し、穏やかにステージを去っていた。
FROMhttp://blog.excite.co.jp/exanime/m2006-07-01#3775864
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我一直覺得領主長得很像森小保+森田成一……
而且是比較瘦的森小保。